流山児★事務所公演「夢・桃中軒牛右衛門の」の舞台美術を担当させて頂きました。
作者の宮本 研さんの故郷、熊本県荒尾市の荒尾総合文化センターと東京の下北沢/駅前劇場での公演です。
基本デザインは2022年の初演時と変更はありませんが、前回2面客席だったのに対し今回は正面客席での公演となり若干の変更をしました。また、大ホールと小劇場の違いもあり、中々やり甲斐がありました。
密かに出演もしております。
2023年12月30日更新
公演無事に終了いたしました。ありがとうございました。
舞台写真など追加しました。
ゆめ とうちゅうけんうしえもんの
夢・桃中軒牛右衛門の
作:宮本研
脚色:詩森ろば(serial number)
音楽:朝比奈尚行(時々自動)
演出:流山児祥
宮本研の名作戯曲を日本アカデミー賞脚本賞受賞の劇作家:詩森ろばが「現在の視点」で大胆にアダプテーション。百年前、日本と中国の自由と民権を求める人々の交流を、おんなたちの視点で描いた友情と冒険の物語。
九州公演
日程
2023年 12月10日(日) 13時開場 13時30分開演
チケット
全席自由
前売 …………………2,500円
当日 …………………3,000円
学生・U25(25歳以下)…1,500円(前売、当日共)
*割引チケットは、公演当日、受付にて学生証など提示をお願いします。
予約・問合せ
荒尾総合文化センター TEL: 0968-66-4111(火曜休館 通常受付 9:00~17:00)
荒尾市文化企画課 Email: culture@city.arao.lg.jp
プレイガイド
荒尾総合文化センター /荒尾市役所総合案内
玉名市民会館 /ながす未来館 /大牟田文化会館熊本県立劇場
ゆめタウンシティモールSCゆめタウン大牟田SC / 流山児★事務所
東京公演
日程
2023年12月17日(日)~24日(日)
・・・・・・17(日)・・・・14:00
・・・・・・18(月)・・・・14:00★
・・・・・・19(火)・・・・19:00
・・・・・・20(水)・・・・14:00★
・・・・・・21(木)・・・・14:00/19:00
・・・・・・22(金)・・・・14:00
・・・・・・23(土)・・・・14:00/19:00
・・・・・・24(日)・・・・14:00
※受付開始・開場は開演の30分前より
★=演出家、出演者らによるアフタートークを開催します!!
★=気鋭の批評家・演出家らによるアフタートーク・バトルを開催します!!
チケット 2023.9.25 予約開始
全席指定
一般 前売り…………………4,500円
当 日 …………………5,000円
・・・
平日夜割………………4,200円
はじめて割 ……………4,000円
学生・U25(25歳以下)…2,500円
高校生以下 ……………1,000円
訪日外国人 ……………3,000円
RYU’S会員割引 ………3,600円 >>> RYU’S入会詳細はこちらより
*割引チケットは、当日受付にて証明書をご提示ください。
*はじめて割は、流山児★事務所を初めてご観劇される方。(予約のみ、先着5枚)。
*バリヤフリー観劇情報*車イス席をご用意します。劇場にはエレベーターがあります。
視聴障害の方を対象に台本を事前に貸し出します。(ご利用の方は前日までにご連絡お願いします。)
◆チケット取扱・お問い合わせ◆
流山児(りゅうざんじ)★事務所(じむしょ)
TEL 03-5272-1785(平日13:00~17:00)
E-MAIL ( mail@ryuzanji.com )
オンライン予約(9/25 10:00-)
キャスト
桃中軒牛右衛門(宮崎滔天)・シライケイタ
槌(牛右衛門の妻)・・・・・山﨑薫
波(槌の姉)・・・・・・・・伊藤弘子
桃中軒雲右衛門・・・・・・・井村タカオ
浜(雲右衛門の妻)・・・・・石本径代
孫文・・・・・・・・・・・・杉木隆幸
黄興・・・・・・・・・・・・甲津拓平
宋教仁・・・・・・・・・・・木暮拓矢
秋瑾・・・・・・・・・・・・春はるか
士官学校(劉道)・・・・・・眞藤ヒロシ
留学生・・・・・・・・・・・V・銀太
北一輝・・・・・・・・・・・霍本晋規
毛沢東・・・・・・・・・・・三上陽永
馬右衛門・・・・・・・・・・五島三四
猫右衛門・・・・・・・・・・本間隆斗
北村高等刑事・・・・・・・・上田和弘
警察署長・・・・・・・・・・流山児祥
ものがたり
百年前、アジアが大きく揺れ動いていた。
眠れる獅子の中国は清朝末期、革命が芽生えていた。
日本では熊本の地に、新しい時代の訪れを待ち望む男がいた。
宮崎兄弟の末弟、宮崎滔天である。
自由民権運動の志士である兄たちの影響を受けた滔天は、兄の遺志を革命に身を投じた中国の人々に重ね合わせ、惜しみない愛と支援を送り、孫文と仲間たちに出会い生涯に渡る固い信頼と友情の絆を結ぶ。
民族の独立と平和、民衆のための新しい国家の建設。
しかし、天下国家を論じアジアを駆け巡っていた滔天はある日突然、浪曲師・桃中軒雲右衛門の門を叩く。革命家から浪曲師:桃中軒牛右衛門となった滔天。
彼の心に何が起こり、何をしようとしたのか?
ご挨拶
僕は1947年に熊本県荒尾市、三池炭鉱の町で生まれました。
故郷の英雄:宮崎兄弟の名前は耳にタコができるほど聞かされ育ちました。
西南の役で民権党を率いて死んだ長兄八郎。 孫文の名を滔天に教え、パリ万博に日本国農民代表の名を残す一兄民蔵。 中国革命への志を託して死ぬ二兄弥蔵。
謀叛の兄弟は自由民権の英雄でした。
滔天さんの生家は、母の実家の向かいの大屋敷。
祖父は幼い孫の僕にアイスキャンデーを買い手製のボートを作ってくれ滔天さんの話をしてくれたものです。
『夢・桃中軒牛右衛門の』は、宮崎滔天という自由民権の洗礼を受けた明治の青年が、多くの人を巻き込みながら、アジアを駆け巡る大河ドラマのような物語です。
この劇で、滔天さんは革命に挫折し、浪花節語り(浪曲師)・桃中軒牛右衛門に転身した男として登場します。《民衆革命》と《大衆芸能》がどのようにうねり交じり合うのか、それがこの劇の見どころの1つになっています。
自由と民主主義の危機 この時代、人権、 平和という理想を追い求め、つねに大衆の側にあろうとした滔天さんの熱い声が皆さんに届くようにーー
是非、劇場まで足をお運びください。
わたしたちは元気です。
流山見★事務所主宰
演出家
流山児祥 (りゅうざんじ しょう)
宮本研
1926-1988 熊本県生まれ。
幼少期を天草、諫早で過ごし、1938年父親の勤務地の北京へ渡り、1944年に帰国。
九州大学経済学部卒業後、大分県立第二高校(現・大分商業高校)で一年間教鞭をとった後、1952年より法務省に勤務。
1955年法務省在職中に「麦の会」を結成し、『僕らが歌をうたう時』を執筆。労働者自身による自立劇団再建の担い手となる。1962年、法務省退職、職業劇作家となる。舞台だけでなく、ドラマや映画の脚本も手掛ける。
『日本人民共和国』、『メカニズム作戦』で岸田戯曲賞、『明治の柩』で芸術祭奨励賞脚本賞。『反応工程』、『日本人民共和国』、『メカニズム作戦』、『ザ・パイロット』は《戦後史四部作》と呼ばれ、『明治の柩』、『美しきものの伝説』、『阿Q外伝』、『聖グレゴリーの殉教』は《革命伝説四部作》と呼ばれている。
流山児祥
1947- 熊本県生まれ。
父は三井三池労組の藤岡三男。荒尾市向一部に生まれ、有明小学校を卒業後、荒尾第一中学から千葉県流山市に移る。東葛飾高校在学中より演劇活動をはじめる。
1970年に演劇団を旗揚げ。1984年、小劇場界の横断的活動を目指す流山児★事務所を設立。数多くの作品を国内外で演出・プロデュース。
1991年「流山児マクベス」韓国公演以降、カナダ・エジプト・インドネシア・台湾など世界各地で作品を上演。
第8代日本演出者協会理事長。
今春、「敗れざる者たちの演劇志」を論創社より刊行。
スタッフ
作:宮本研
脚色:詩森ろば
音楽:朝比奈尚行
演出:流山児祥
振付:神在ひろみ
浪曲指導:東家孝太郎
方言指導:霍本晋規
演出補:三上陽永
殺陣:上田和弘
舞台美術:V・銀太
照明:奥田賢太
映像:浦島啓
音響:大久保友紀 島猛
衣裳:竹内陽子
音楽協力:高橋牧
舞台監督:小林岳郎+木暮拓矢
演出助手:畝部七歩+山川美優
写真:横田敦史
制作:流山児★事務所
◼️協力
宮本新 serial number 時々自動 劇団温泉ドラゴン ぽこぽこクラブ 劇団三日月湊 グローシャ 株式会社A4 MeiMei株式会社コローレ 株式会社ステージオフィス 合同会社ヨルノハテ有限会社ジェイ・クリップ 株式会社エクサプローズプロモーション 王様美術高津装飾美術 荒尾市日中友好促進会議 宮崎兄弟資料館 (順不同)
◼️主催
一般社団法人流山児カンパニー
◼️助成
公益財団法人東京都歴史文化財団
アーツカウンシル東京
【東京ライブ・ステージ応援助成】