今日は公共施設での稽古。週末は劇場は空いていないのでしかたがない。まだ、個々の役者が動き出していない。考えている。まあ、人数が揃わず読み合わせの時間が少ない為、台詞が入っていないので仕方ないのだが、意地と度胸で稽古場では「演じて」欲しい。考えるのは稽古場に来るまでにまとめておくべきだろう。稽古場ではそれを表現する場であって欲しいのだ。小林あやが風邪で欠席。しかし待ってはいられない。池谷なぎさに代役を頼んで稽古。稽古場が動いた。さすがはなぎさ嬢。台詞も覚えていないのだが演劇は行われていた。こおゆう事なんだよな。皆、恥ずかしがらずに思いきり演ろう。急きょ思いついて1章の始めを稽古。野口に代役を頼む。この野口という男、面白い。少々大胆さには欠けるがこれからが楽しみだ。中田春介よ役が危ないぞ。というのは冗談だがしばらくは野口で創って行く事にした。プロローグと1章が見えてくれば全体の構造が明らかになるだろう。まだまだ始まったばかりで自分も考えがまとまらず役者に迷惑をかけて申し訳ない。ただ、自分は個人のイメージで創るのでは無く、個々の俳優のイメージをくみ取りお互いに触発しあいながらシーンを創っていくようにしたいと思っている。そうじゃなきゃ大人が何人も集まって何日もかけて芝居を創る意味がない。今日は稽古は休み。さあ、明日の稽古が楽しみだ。何が出てくるかな…。