むかし、中学の数学の先生が凄く好きでした。
あの当時で56歳。
今はもうおじいちゃんでしょうね?
初めての胸キュンでした。
禿てるんだけどラッキョウみたいな顔で、声がキュートでユーモアがあって。
授業中、教室の一番後ろにある水場で手を洗い必ず私の背中で拭かれるのが大好きでした。
ある時、期末テストで、私は彼の出したテストで0点を取り、親が驚くほどわんわん泣きました。
ほかのどんなテストでも、何点とったって別に泣きもしなかった。
答えも滅茶苦茶書き、解答欄にバカボンやオバQの絵を書いて出して来たような私なのにであります。
説明は長くなりましたが、最近の私の思いは当時のこの、必死さに似ております。
努力もしてないのに0点取って泣いているバカ野郎であります。
なぎさ嬢の細く綺麗な体の中で燃えている真赤な炎を、私が薪になり、尚更燃やす事ができたらいくらかいいか。
銀さんの受けた傷の返り血を私は是非全身に浴びたいし。
そうするためには、もう前に進むしかないのですね。
生き恥を晒しているような毎日ですが、あと2日で本番。
火事場の馬鹿力で頑張ります。